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可動域について


五十肩は慢性期に入ると、徐々に可動域の制限が強くなっていきます。これは主に「関節拘縮」が原因です。関節拘縮とは、肩関節の筋肉が硬くなり、骨が動く範囲が狭くなってしまう状態を言います。

またこれは、関節だけに言えることではなく、筋肉においても同じことが言えます。筋肉を使用する頻度が少なくなれば、少なくなるほど、筋肉はどんどん硬くなっていきます。

例えば、パソコンなどで長時間同じ姿勢で作業をされている方が良い例です。長時間同じ姿勢で作業をしていると、肩が凝ったり、背中に突っ張り感を覚えると思います。

これはその周辺の筋肉が硬くなってしまい、筋肉に十分な酸素と栄養が行き渡らずに、血行不良を起こしている状態です。

また、骨折を起こしてしまった場合、関節のギブスなどで固定をします。その場合、1ヶ月程度固定することが常ですが、ギブスを外した際、曲げ伸ばしはなかなか上手く出来なくなると思います。この状態も五十肩と同じように、関節拘縮が起こっている状態です。

また五十肩では、動かそうとすればするほど、痛みが出るのが特徴ですので、なかなかリハビリをすることもできず、そのまま拘縮がどんどん進んでしまう方が大勢います。

病院などでも五十肩の患者さんを診る場合、この可動域がどのような状態かを必ずチェックし、治療方針の決定に役立てています。

病院などで主に行われるチェックは、腕を前方から上げていく「屈曲」、そして横から上げる「外転」、後方に上げる「伸展」と、肘を前方に90度に曲げた状態から、肘をわき付けにして前腕を外側に開いていく「外旋」、これらの状態をそれぞれチェックして、五十肩の状態を把握していきます。

五十肩の治療は、可動域をできるだけ早く解消すること、そして、痛みを少しでも早く抑えることです。そうすれば、リハビリを少しでも早く多用できるようになります。

まず、五十肩の治療を行う場合、日常生活に支障がある痛みを解消することが先決と言えます。また反対に、可動域が減少しないようにリスクを冒してまで動かそうとするのは、無理があります。

五十肩を早く改善しようと無理に動かしても、本来の可動域いっぱいに広げることはなかなか難しく、根気のいる治療になることがほとんどです。

五十肩は痛みがあるからといって、動かさなければ、動かさなくなるほど、症状はどんどん悪化していきます。

そのことをしっかりと知っていただき、痛みがあるからといって、いつまでも安静にしていることは、五十肩の治りを遅くしているので、多少の痛みがあったとして、拘縮している部分をどんどん動かし、治療することが大切です。


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